第4期生認定式

えひめ子ども観光大使 第4期生38名が、愛媛県知事中村時広氏から認定を受けました。

今回の認定で、のべ150名のえひめ子ども観光大使が誕生したことになります。

認定式で読まれた3人の作文を紹介します。

 

■子ども観光大使になって  2年 女子

 わたしは海が大すきです。じいじとばあばの家は、しまにあって、海と山があります。えひめこどもかんこうたいしになって、えひめけん内のいろんな海と山をおとずれました。

 その中でいちばんいんしょうにのこっているのは、しんじゅのアクセサリーづくりたいけんをした、うわじまの海でした。その日はあめがふっていたので、海がにごっていました。そのとき、山下さんが、さいきんプラスチックのごみがたくさんういていることや、山の大切さをおしえてくれました。

 もしわたしが、あこや貝だったら、とそうぞうしてみました。かわいい赤ちゃんをうみたかったのに、しゅじゅつをすることになるなんて、こわい!!と思うかな。それとも、しんじゅを作れるなんてうれしいとことだと思うかな。それなら、太ようの光がキラキラする海で、おどりのとくいなかいそうさんと、あの日であった、かっこいいタツノオトシゴさんと、毎日うんどう会をしているような魚ちゃんたちと、おしゃべりしたりえいよういっぱいのプランクトンを食べて、うつくしいしんじゅをそだてるだろうな。

 秋に行った、みかんがりのときにも、同じ話をききました。みかんのうえんのおじさんは、海と山はつながっていて、どっちもいっしょにきれいにしないといけないんだと言っていました。海のしごとも山のしごとも、つながっていることをしりました。わたしも、ごみひろいなどできることをしようと思いました。

 えひめ子どもかんこうたいしでは、たくさんのおともだちといっしょでしたが、あまり話せなかったのがざんねんでした。こんどえひめ子どもかんこうたいしをすることができれば、たくさんのお友だちと話したいです。

 

■チャレンジの一年間 5年 男子

 ぼくは四国中央市に住んでいます。四国中央市からは、南予は遠いので行ったことがありませんでした。お母さんから、子ども観光大使の講座を聞いたときに、南予の方で行われる講座があったので、これはいけるチャンスだと思い、することに決めました。

 講座が始まるまでにぼくが楽しみにしていた講座は「ちりめん漁」です。ぼくは、魚や釣りが好きなので、漁船に乗れるのを楽しみにしていました。

 実際に子ども観光大使をやってみて、一番楽しかったのは、「ちりめん漁」です。漁船に乗るまでは、危険な生物が出てこないか心配でした。しかし、乗ってみると、そんな気持ちはすぐに忘れてしまいました。漁船の中を初めてみて、ちりめん探知機がかっこよくて、すごいと思いました。網でちりめんをとったといに、鯛や見たことのない赤と黄色の魚が見られたのもすごかったです。水族館みたいで楽しかったです。できたてのちりめんの味は、すごくおいしくて、家でも作ってもらって食べました。遠かったけれど、がんばって早起きして行ってよかったです。

 子ども観光大使を始めるときに、ぼくはお母さんと二つの目標を決めました。それは、全講座にチャレンジすることと、自分の感想をなるべく発表することです。講座も人前での発表も、なかなか体験できることではないので、チャレンジしてみようと思ったのです。この二つの目標は、ほとんど達成できたと思います。砥部焼体験は行けなかったけれど、それ以外は体験できました。感想発表のときも、手を挙げることができたと思います。

 子ども観光大使をやってみて、ぼくは、たくさんのチャレンジを学びました。ロープ木登り体験では、制限時間内に登りきるぞ!と思って、登りきることができました。真珠体験や銅板体験では、細かい作業は苦手だったけれど、最後まで作るぞ!と思い、良い作品を作ることができました。教えてくださる先生の話をしっかり聞いて、子ども観光大使検定で満点をとれるようにがんばりました。チャレンジすると、とても楽しいことが分かったし、知らなかったことも知ることができるし、チャレンジすることは大切だと思いました。

 もう少しがんばれたかなと思うこともあります。それは、、大きな声でのあいさつです。あいさつは毎回できていたけれど、もっとボリュームを出せば、もっと気持ちよく体験ができたと思うので、これからは学校などで大きな声であいさつをしようと思います。

 一年間を振り返って、どの講座も初めて体験することばかりで、毎回楽しみでした。楽しいだけでなく、勉強になることやチャレンジすることを学べたのも本当によかったです。これからも、いろんなことにチャレンジしたいと思います。また、まだ愛媛県内の行ったことのないところがあるので、行ってみて、愛媛のよいところをたくさん知り、広めたいと思います。すごく楽しい一年間でした。

 

■伝えることの大切さ 6年 女子

 令和元年5月11日、えひめ子ども観光大使開講式後に講座が始まりました。

 私が子ども観光大使の講座で一番心に残っているのは、宇和島市に行った真珠の玉出しとアクセサリー作りの体験です。宇和島市平浦は、海と山に囲まれ、自然豊かなすばらしい景色が広がるところでした。まずはじめに、山下パール代表の太さんから、真珠の歴史や貝の生態、海の環境、真珠ができる物理的なメカニズムなど様々な説明がありました。その後、いかだに移動しました。太さんが海から引き上げアコヤ貝の入った養殖かごから貝を取り出し、その貝の口にメスを入れて貝柱を切り、パかッと開いてくださいました。直接アコヤ貝に触れ、解剖が始まりました。貝に触ると、とてぬるぬるしていました。動いている心臓を見つけ、えら、口、足系、卵巣などの観察をしました。実際に本物に触れて学ぶことができました。いよいよ真珠探しです。真珠はなかなか見つけることができませんでしたが、探していくと指先に触れるものがありました。少し青みがかった光る真珠を見つけました。とてもうれしかったです。取り出した真珠を大事に持って、加工室まで移動しました。加工室では、私が真珠と落としてしまうというアクシデントがありましたが、みんなが探してくれたおかげで発見することができました。真珠を丁寧に磨き、ブレスレットができあがりました。

 講座の締めくくりに、太さんが海のきれいにすることの大切さについて話してくださいました。大きく質のいい真珠を得ることが、どれだけ難しいかについても学びました。奥様の真美さんからは、「アコヤ貝は、パカッと開け、真珠を取り出した段階で死んでしまいます。その命をもらって、こうして真珠ができているので、宝物を大切にしてください。」とお話があり、とても印象に残っています。命の大切さ、尊さについても肌で感じることができました。犠牲にした命を無駄にすることのないように、世界でたった一つの私だけのブレスレットを宝物として一生大切にします。

 その他に、県知事さんの表敬訪問にも参加させていただきました。活動について、私が発表するとは思っていませんでしたが、発表できるように内容を考えていました。当日、私が発表することになりましたが、県知事さんと同じ空間にいると思うと、緊張が高まり、頭の中が真っ白になって、考えていた内容とは違うことを言ってしまいました。その内容がテレビに放送され、家族や友達、学校の先生や知り合いの方が見てくれて、「よかったよ。」とほめてくれました。今までに経験したことのないような緊張感を味わいましたが、とてもよい経験になりました。

 講座に参加して、私は最高学年として、低学年の子が活動しやすいように心がけました。違う学校の友達とたくさん話ができました。一年間とても楽しかったです。

 この活動を通して、さまざまな貴重な体験をさせていただき、愛媛のよさを知り、前よりももっともっと愛媛が好きになりました。今後は、体験したことを色々な人に伝えていきたいです。

 4期生の皆さん、愛媛の良さをことば言葉に出して伝えることは難しいと思いますが、この貴重な体験をした私たちだからこそ、伝えることがたくさんあると思います。一人でも多くの人に伝えていきましょう。

 最後に、えひめ子ども観光大使でお世話になった講師の皆様をはじめ、信藤先生、赤いポロシャツのお母さんスタッフの皆様、送迎をしてくれたお母さん、関わっていただいた全ての方に感謝します。ありがとうございました。

(以上)

 

胸にしみる作文発表でした。

名前の入った認定証とメッセージが届けられました。

愛媛県の観光物産課の課長さんもご出席いただきました。

赤いポロシャツは、わが社(?)が誇るお母さんスタッフです!

機動力抜群です!!