今治工業高等学校の生徒さんたちとのタオル作り、手捺染体験

今回の体験は、今治タオル作り。

開催前から人気沸騰の講座でした。

ご協力いただいたのは、今治工業高等学校の皆様。

パソコンを使ったタオルのデザイン体験に加え、ハンカチの手捺染(てなっせん)=プリント体験の二つです。

二つの班に分かれ、それぞれ体験開始。

 

手捺染は、伊予水軍のみきゃんをプリントすることに挑戦です。

まずは、中林先生から説明を聞いた後、エプロンや腕抜きを装備して、活動スタイルに変身。

高校生のお姉さんたちが優しくサポートしてくれます。

まずは、ハンカチの上に枠のついたスクリーンをのせて、その上に黒のインクをペタッと置き、さらにヘラのようなものでぐぐーっとインクを伸ばしていきます。(器具には全て専門用語がついています)

スクリーンを外すと、くっきりとみきゃんの姿が写っていて、まず驚き!

モノクロのきりっと引き締まったみきゃんです。

さらにその上に赤を乗せると、赤いみきゃんが出現。

いいえ、これはみきゃんとはいえません。

みきゃんは色もきっちり定められているのです。

そこに青を加えていくと、ちょっと立体的に。

でも、まだ気分が悪そうなみきゃんです。

耳もまだ青いのです。

ラストの黄色を加えると、今度こそみきゃんが完成!!

これらすべて、高校生のお姉さんたちがきっちりサポートしてくれます。

位置合わせはすごく難しいそうで、うまくいくようにかなり微調整をしてくれたと聞きました。

器具を見ると、確かにいくつも工夫の跡がうかがえました。

 

パソコンを使ってのタオルデザインは、事前にえひめ子ども観光大使の子たちが送ったデザインを使います。

パソコンの前に座ると、すでにパソコンの画面上に自分が描いた絵が表示されていました。

この完全個人対応に驚きでした。

タオルを折ることについての基礎知識を、パワーポイントを使ってお姉さんたちが教えてくださいました。

基礎知識を学んだ後は、早速作業開始です。

画面上で黒く残っている部分を白く修正するなどし、タオルのデザインとして活用できるようにします。

パソコンの操作の分かりにくいところも、お姉さんたちが教えてくださいました。

 

織機が実際に動くところに移動し、タオルが織られていく様子も、間近で見ます。

1,2,3,1,2,3,1,2,3というリズムがあることを、織機の音からはっきりと感じることができました。

「えひめ子ども観光大使」のタオルがおられている途中になっていて、「こんなに出来上がっていくんだ!」と、子どもたちも保護者の方もびっくりです。

わりとゆっくり目に動く織機の後は、高速で動く織機も間近で見せてもらいました。

 

部屋に戻ると、サンタさんからのプレゼント!

なんと、子どもたちのデザインが、そのままタオルになっているではありませんか!!

「うわあ素敵!」

「これ、世界で一つだけよ!」

子どもたちもさることながら、保護者の方々も大喜びでした。

青と白を使ったタオルは、本当に素敵です。

「これは額に入れてかざらなくっちゃ!」

という声も聞かれました。

 

今回の子ども観光大使検定は、今治工業高等学校の平間先生が作ってくださいました。

今治タオルのロゴを当てる問題あり、パイルの形状を当てる問題ありの楽しい検定タイムとなりました。

もちろん、全員合格!!

 

最後に、みんなでタオルやハンカチを持って記念撮影しました。

世界に一つだけの今治タオルにハンカチとともに、すごく貴重な体験をすることができました。

これも全て、今治工業高等学校の先生方や生徒さんたちのおかげです。

この場をお借りしまして、心よりお礼を申し上げます。

ありがとうございました!!

惜しむらくは、えひめ子ども観光大使の子たちと生徒さんたちが一枚に収まった記念写真を撮れなかったこと。。。
次回はぜひ、一緒に写真を撮ってください!!

本当に素敵なお姉さん、お兄さんたちでした。